漆ギャラリーあきやまについて

漆ギャラリーあきやまについて

「写真のあきやま」が営業27年間をもちまして閉店となり、漆器の販売店として、昨年2015年2月から「漆ギャラリーあきやま」として漆器の販売をしています。

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「漆ギャラリーあきやま」「秋山 周峰流 脱乾漆技法」で制作する

「丸(お椀)でも四角(御盆)なでもない漆器」「神(自然)が作った物(サザエシリーズ・アワビシリーズなど)」を展示販売しております。

息子の秋山 英範(クリエーションあきやま)とクレイアニメ(TV番組オープニングやCM、ホームページ動画)を制作をしています。クレイアニメで培った自由な作風で今までに無い漆器を作っています。

周峰流・脱乾漆技法について

漆の技法は、古くから木の器の装飾のために用いられてきました。
昔から堅牢といわれる輪島塗は、地の粉(珪藻土)を下地塗りに混入されることにより従来になる強度を得、輪島塗最大の特徴となり、最高の漆器としての地位を揺るぎないものにしました。
現在その多くは姿を消しています。

その中で私が目指したのは、素材(素地)に木を使わず、自由に形を作る乾漆法で、古来中国伝来の技法です。
しかし、古い乾漆の仏像などの断片から繊維を発見するに至り、漆にこの繊維を混ぜ試作を重ねるうち、地の子以上の強度がある最も良い結果を出し、極めて薄く、強い漆器を作り出しました。

古い乾漆で作られた仏像等の断片から、様々な知恵を見つける事が出来ました。そして、強い漆の試作を重ねるうち、地の子以上の強度がある最も良い結果を出し「極めて薄く強い漆器」を作り出しました。

従来の工程を単純化する等、改良を重ねてより強い乾漆を作る事が出来る様になりました。
この「周峰流」の脱乾漆技法は、輪島塗の歴史の中でも特筆に値する屈指の技法であると自負しております。
周峰式で形を作った後は、従来の木地同様に、輪島塗行程である木地固め、下地(蒔地)、中塗り、さびを何度も行い、上塗り作業となります。

加飾(絵付け)

必要に応じて蒔絵、沈金、呂色などを施します。
制作日数は三ヶ月から一年程かかります。

秋山 周峰からのコメント

私どもの作品は自信を持ってお届けしますが、万一ご不満や改良点などのご指摘がありましたら、是非ご一報下さい。
当ギャラリー・工房では、毎日見学出来ますので、いつでもお越し下さい。

「オリジナルの商品をご入り用の際は、相談してもらえれば制作する事が出来ます。」
※模倣した商品の製作はお受けする事ができません。